本の紹介 : 経路積分


ファインマン,ヒッブス 「量子力学と経路積分」 (1995, 2017)

1. 量子力学の基本概念
2. 量子力学の運動法則
3. 特別な例によって概念を展開する
4. 量子力学のSchrodinger表示
5. 観測と演算子
6. 量子力学における摂動論
7. 遷移要素
8. 調和振動子
9. 量子電気力学
10. 統計力学
11. 変分法
12. 確率論における諸問題


L.S. シュルマン 「ファインマン経路積分」 (1995)

1. 入門編
1. 経路積分、その導入と定義
2. 経路に沿っての確率と確率振幅
3. 経路積分の古典極限(発見法的アプローチ)
4. ベクトルポテンシャルと経路積分公式のもう1つの証明
5. 伊藤積分とゲージ変換
6. 積分の実行:自由粒子と2次のラグランジアン
7. グリーン関数の性質;ファインマン-カッツ公式
8. 汎関数微分と交換関係
9. ブラウン運動とウィーナー積分;Kacによる証明
10. 摂動論とファインマンダイアグラム

2. 応用編
11. 漸近解析
12. 変分理論
13. WKB近似と非調和振動子への応用
14. WKB近似の詳細
15. コースティクス近傍のWKB
16. コースティクスとユニフォーム近似
17. 半古典近似の振幅項に現れる位相因子
18. エネルギーの関数としてのプロパゲータとその半古典論
19. 散乱理論
20. 幾何光学
21. ポーラロン
22. スピンとそれに関連する問題
23. 多重連結空間での経路積分
24. 曲がった空間の量子力学
25. 相対論的プロパゲータとブラックホール
26. 統計力学への応用
27. 経路積分とコヒーレント状態表示
28. 臨界液滴,またはインスタントン,および準安定性
29. 位相空間経路積分
30. 補遺,各論,および私的見解


崎田文二, 吉川圭二 「径路積分による 多自由度の量子力学」 (1986, 2013)

1. オペレーター形式による量子力学
2. 径路積分 I
3. 径路積分 II
4. 摂動論
5. Fermi系の径路積分
6. 径路積分における座標変換と演算子の順序
7. 拘束系の量子力学
8. WKB法 I
9. WKB法 II - ソリトン
10. 固有値問題
11. 有効作用の方法
12. 変分法
13. 1/N展開法


大貫義郎, 柏太郎, 鈴木増雄 「経路積分の方法」 (1992, 2000, 2020)

1. 経路積分表示
2. 摂動論とWKB法
3. 一般化への道
4. 場の理論への適用
5. 量子モンテカルロ法
6. 代数的一般化
7. 物性物理の諸問題


藤川和男 「経路積分と対称性の量子的破れ」 (2001, 2016)

1. くり込み理論の誕生と対称性の量子的破れの発見
2. Feynmanの経路積分とSchwingerの作用原理
3. 光の量子論と位相演算子
4. 場の理論の正則化とカイラル対称性の量子的破れ
5. 経路積分のヤコビアンと対称性の量子的破れ
6. ゲージ対称性の量子的破れ
7. Weyl対称性の量子的破れとくり込み群
8. 重力量子異常と一般座標変換の量子的破れ
9. 格子ゲージ理論における指数定理とカイラル量子異常
10. 2次元の場の理論とボソン化


柏太郎 「経路積分 例題と演習」 (2015)

1. 入り口
2. 経路積分表示
3. 統計力学と経路積分のユークリッド表示
4. 経路積分計算の基礎
5. 経路積分計算の方法


和田純夫 「今度こそわかるファインマン経路積分」 (2014)

I. 経路積分の基礎
1. 2スリット実験から量子力学的粒子像へ
2. 経路積分の簡単な例: 1次元の自由粒子
3. 一般的な経路積分: 力が働いている場合
4. 他の形の経路積分: 正準形式・運動量表示・コヒーレント表示
5. エネルギー固有状態: 連続スペクトルの例
6. 井戸型ポテンシャル: 離散スペクトルの場合
7. 調和振動子

II. 発展的話題
8. クーロン・ポテンシャル
9. トンネル効果
10. デコヒーレンスと散逸: ファインマン‐バーモンの影響汎関数
11. 場の経路積分
12. 宇宙波動関数と虚数時間


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